Year11で受けるIGCSEとは?

2024年4月19日

今までこのブログでは幾度かIGCSEについて触れてきましたが、IGCSEそのものについての記事は書いていませんでした。

今回、改めて少し簡単にではありますが、「IGCSEとは何か?」について書いていきたいと思います。

IGCSEとは

IGCSEとは International General Certificate of Secondary Educationを省略してイニシャルでまとめたものです。

イギリスでは、義務教育修了試験であるGCSEというものがありますが、そのGCSEの国際版というような位置付けのテストになります。

ちょっとザックリした説明でごめんなさい!
それでは IGCSEの説明に戻るよ

そのため、多くのイギリス式のカリキュラムを採用しているインターナショナルスクールではセカンダリー最終学年時にIGCSEの試験を受けることになります。

ただし、少しややこしく感じるかもしれませんが・・・
このIGCSEは、前期中等教育の試験を意味します。
前期中等教育に対し、後期中等教育であるYear12〜Year13の学年時にはA-Level試験というものが課されれます。


日本では、前期中等教育は中学校の3年間、後期中等教育は高校の3年間ですが、イギリス式学年体系は前期中等教育(Year7〜Year11)の5年間、後期中等教育(Year12〜Year13)は1年半〜2年となっています。
(※2年間で履修するインターナショナルスクールもあれば、1年半程で履修してしまうインターナショナルスクールもあります。)

学年年数終了試験
前期中等教育Y7〜Y115年IGCSE
後期中等教育Y12〜Y131.5〜2年A-Level

何年生で受ける試験?

Year7からYear11の学年のことをセカンダリーと呼びますが、IGCSEを受けるのは主にセカンダリーの最終学年であるYear11の時期になります。

試験提供機関は?

Cambridge Assessment International Education (以下 CAIE)
Oxford AQA
Edexcel
✅Learning Resource Network

この記事では、CAIEが提供するIGCSEについて、書いていきます。

何科目?

提供されている試験科目はおよそ70科目以上ありますが、それらの科目の中から7〜9科目程度を選択して受験します。

インターナショナルスクールによって履修できる科目、受験できる科目は異なる場合もあります。

参考までに➡️CAIEが提供しているIGCSE科目のリンク

ただし、なかには10科目も受験する生徒もいたりします。

どうやって、どんな風に受けるの?

セカンダリー終了時にIGCSEを実施しているインターナショナルスクールであれば、あらかじめ(例えばYear11を迎える頃)学校を通してIGCSEの出願をします。

そして、試験は5〜6月または10〜11月に開催されますので、出願をしたインターナショナルスクールを試験会場として受験することになります。

ちなみに、このIGCSEの1科目ごとに受験料が決められていて、受験科目の合計額を支払うのですが、合計すると鼻血が出そうな金額で驚きだよ!
科目の受験料についてはインターナショナルスクールによっても変わってくるので通っているスクールに問い合わせてみてね。

結果はいつ分かるの?

IGCSE実施の時期結果発表
5〜6月8月
10〜11月1月

CAIEの IGCSE試験は1年に2回、5〜6月と10〜11月に実施されます。
そして結果が発表されるのは8月と1月です。

スクールを通じてIGCSEを出願、受験したのであれば、試験機関からスクールに結果がおくられてきます。

娘が行っていたインターナショナルスクールでは結果が出る頃には生徒達は本帰国してしまったり、別の地域に移ってしまっている状況のケースが多く、スクールが書類を送付していました。