イギリス式インターで行われる「ケンブリッジ チェックポイント テスト」について

2023年9月29日

こんにちは、はりきりママです。

イギリス式インターナショナルスクールで実施される学習習熟度テスト「チェックポイントテスト」はご存知ですか?

今まで、ブログ内でチェックポイントテストについてさらっと触れたことはあったのですが、チェックポイントテストについて詳しくは書いていませんでした。

〈過去の記事〉

今回、軽くではありますが改めて触れていきたいと思います。

チェックポイントテストとは?

チェックポイントテストはIGCSEやAレベルのテストを提供している機関でもあるケンブリッジ大学国際教育機構 (Cambrdige Assessment International Education: 以下CAIE )が提供している外部評価テストです。

CAIEは4つの教育ステージに分かれた教育プログラムを提供しており、その習熟度を確認するためのテストをそれぞれ提供しています。

そのテストの名前が「ケンブリッジ プライマリー チェックポイント」と「ケンブリッジ ロウワー セカンダリーチェックポイント」です。

Year6までのまとめケンブリッジプライマリーチェックポイント
(Cambridge Primary Checkpoint)

Year9までのまとめケンブリッジ(ロウワー)セカンダリーチェックポイント
(Cambridge Lower Secondary Checkpoint)

Year11までのまとめ→ IGCSE
(International General Certificate of Secondary Education)

Year12-13までのまとめ→ Aレベル
(General Certificate of Education Advanced Level)

ちなみに、、、
Year1〜Year6までの学年のことをプライマリー
Year7〜Year9までをロウワーセカンダリー
Year10〜Year11までをアッパーセカンダリーまたは、Year7からYear11までをまとめてセカンダリーと呼びます。

いつ受けるの?

ケンブリッジプライマリーチェックポイントはYear6までのまとめなので、Year6の時にテストします。

ケンブリッジ(ロウワー)セカンダリーチェックポイントはYear9までのまとめなので、Year9の時に受けるけるテストです。

学校によって異なりますが、5月または10月に試験が実施されます。

どんなテスト?

主に英語で課されるペーパーテストで、内容はそれまで受けた学習の総まとめとなっています。

極端な難問題や奇をてらうような問題は出題されず、基本的には基礎問題が多く出題されます。

テスト終了後、解答したものが学校からCAIEに提出されます。

採点結果がわかる時に、学校と学習者は各科目のスコアと得意な分野や学習においての弱みなどが確認できるフィードバックレポートを受け取ることができます。

試験のスコアは 0.0〜6.0 となっており、最高スコアが 6.0 です。 
→2023年からスコア表示が変わり、50点満点のスコア表示になりました。

科目は?

プライマリーチェックポイントテスト、セカンダリーチェックポイント共に3科目となっています。

・英語(第一言語または第二言語のどちらかを選択)
・算数/数学
・理科

何がわかるの?

プライマリーチェックポイントは次のステージであるYear7以降のセカンダリーに進むための土台づくりとして、ケンブリッジ(ロウワー)セカンダリーチェックポイントはYear10〜Year11への学習の土台づくりとして役に立ちます。

セカンダリーチェックポイントテストの結果によってYear10での科目選択に制限を設ける学校もあります。
学校は生徒にどの程度学力がついてきているかをチェックポイントテストを指標にして判断するためかもしれません。

ですが、どの程度チェックポイントテストを重要視するかは学校によって違うことが多いようです。
チェックポイントの前には過去問を使って模試形式のテストを行ったり、頑張ろうね!と先生から励ましの言葉や手紙をもらったりする学校もあれば、チェックポイントテストは実施するがそれほど重要視しない学校もあるようです。

また、イギリス式のインターナショナルスクールでは絶対にチェックポイントテストを行わないといけないというわけではないので、イギリス式ではあるけれどチェックポイントテストを行わない学校もあります。

現在は0.0〜6.0のバンドスコア表示ではなくなったようです。50点満点のスコアで表示されるようになりました。

CAIEのYoutubeより引用
CAIEのYoutubeより引用

フィードバックはPDF、excelで配布され、紙では配られずオンライ上で配布されるようです。PDFには各分野の評価やスコア、世界中の受験者の平均点、excelでは各教科のシラバスのまとめなどが閲覧できます。

CAIEのYoutubeより引用

PDFの最後にstatement of achievement(試験を受けた学校や各科目のスコアが記載された証書。全員もらえます。)が添付されますが、こちらは郵便でも発送され紙でも見れるようです。

↓ 2023年時点の最新情報は動画にある通りです ↓

まとめ

今回はチェックポイントについて書いてみました。いかがでしたでしょうか。

チェックポイントは、
・プライマリーの最後の学年に課されるプライマリーチェックポイントと、ロウワーセカンダリーの最後の学年に課されるセカンダリーチェックポイントに分かれている。
・試験はCAIEが提供していて、5月または10月に実施。
・成績は50点満点で採点される。