Year11で受けるIGCSEとは?
今までこのブログでは幾度かIGCSEについて触れてきましたが、IGCSEそのものについての記事は書いていませんでした。
今回、改めて少し簡単にではありますが、「IGCSEとは何か?」について書いていきたいと思います。
IGCSEとは
IGCSEとは International General Certificate
of Secondary Educationを省略してイニシャルでまとめたものです。
イギリスでは、義務教育修了試験であるGCSEというものがありますが、そのGCSEの国際版というような位置付けのテストになります。
ちょっとザックリした説明でごめんなさい!
それでは IGCSEの説明に戻るよ
そのため、多くのイギリス式のカリキュラムを採用しているインターナショナルスクールではセカンダリー最終学年時にIGCSEの試験を受けることになります。
ただし、少しややこしく感じるかもしれませんが・・・
このIGCSEは、前期中等教育の試験を意味します。
前期中等教育に対し、後期中等教育であるYear12〜Year13の学年時にはA-Level試験というものが課されれます。
日本では、前期中等教育は中学校の3年間、後期中等教育は高校の3年間ですが、イギリス式学年体系は前期中等教育(Year7〜Year11)の5年間、後期中等教育(Year12〜Year13)は1年半〜2年※となっています。
(※2年間で履修するインターナショナルスクールもあれば、1年半程で履修してしまうインターナショナルスクールもあります。)
学年 | 年数 | 終了試験 | |
前期中等教育 | Y7〜Y11 | 5年 | IGCSE |
後期中等教育 | Y12〜Y13 | 1.5〜2年 | A-Level |
何年生で受ける試験?
Year7からYear11の学年のことをセカンダリーと呼びますが、IGCSEを受けるのは主にセカンダリーの最終学年であるYear11の時期になります。
試験提供機関は?
✅Cambridge Assessment International Education (以下 CAIE)
✅Oxford AQA
✅Edexcel
✅Learning Resource Network
この記事では、CAIEが提供するIGCSEについて、書いていきます。
何科目?
提供されている試験科目はおよそ70科目以上ありますが、それらの科目の中から7〜9科目程度を選択して受験します。
インターナショナルスクールによって履修できる科目、受験できる科目は異なる場合もあります。
参考までに➡️CAIEが提供しているIGCSE科目のリンク
ただし、なかには10科目も受験する生徒もいたりします。
どうやって、どんな風に受けるの?
セカンダリー終了時にIGCSEを実施しているインターナショナルスクールであれば、あらかじめ(例えばYear11を迎える頃)学校を通してIGCSEの出願をします。
そして、試験は5〜6月または10〜11月に開催されますので、出願をしたインターナショナルスクールを試験会場として受験することになります。
ちなみに、このIGCSEの1科目ごとに受験料が決められていて、受験科目の合計額を支払うのですが、合計すると鼻血が出そうな金額で驚きだよ!
科目の受験料についてはインターナショナルスクールによっても変わってくるので通っているスクールに問い合わせてみてね。
結果はいつ分かるの?
IGCSE実施の時期 | 結果発表 |
5〜6月 | 8月 |
10〜11月 | 1月 |
CAIEの IGCSE試験は1年に2回、5〜6月と10〜11月に実施されます。
そして結果が発表されるのは8月と1月です。
スクールを通じてIGCSEを出願、受験したのであれば、試験機関からスクールに結果がおくられてきます。
娘が行っていたインターナショナルスクールでは結果が出る頃には生徒達は本帰国してしまったり、別の地域に移ってしまっている状況のケースが多く、スクールが書類を送付していました。