映画「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」(通称:エブエブ)を映画館で観てきました
エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(通称:エブエブ)
2023年日本公開映画の「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」、映画「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」(通称:エブエブ)を劇場で観てきました。
想像の遥か上を行くキテレツなストーリーで、冒頭何が何だかわからないので食い入るように観ていたら、さらに意味がわからなくなってしまう・・・ような映画でした。
本編では、奇想天外な場面展開やお下劣な描写もあり、人によっては受け付けられない場面もあるかもしれません。
けれども、知らぬ間に日々のあれやこれやで疲れが溜まっている現代の大人達を一瞬で異世界の無重力空間に連れて行ってくれるようなミシェル・ヨーをはじめとする個性豊かなキャスト達に魅了され、あっと言う間のひとときでした。
2020年から映画撮影が始まったらしく、屋外シーンやエキストラが極端に少ないのはコロナの影響かな?と撮影陣の創意工夫を想像してみたり、否が応でも目の前に迫りくる現実と日々対峙する自分自身をミシェル・ヨー演じる主人公のエヴリンに重ね合わせてみたり、スクリーンを縦横無尽に飛び回るアクションにスカッとしてみたりと最後まで頭の中も視線も落ち着くことのない映画でした。
映画『エブエブ』本予告
「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」の本編の予告です。
受賞おめでとう!
そして「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」が評価されて、ミシェル・ヨーはゴールデングローブ賞を受賞しました。
ミシェル・ヨーの受賞スピーチ
2023年のゴールデングローブ賞を受賞した時の動画です。
さらに、ミシェル・ヨーは2023年度のアカデミー賞でアジア人女性初の主演女優賞を受賞しました!
こちらはミシェル・ヨーの受賞時のシーンですが、もう生き様がカッコいいですね!
凛として自信に満ち溢れ、今までの苦労を乗り越えて、自らの足でこの場に立っているのだという想いをひしひしと感じます。
BBCの取材でも強い想いを語っているので是非こちらも読んでいただきたいです。
BBCの記事はこちら>>ミシェル・ヨーさん、アジア人初のアカデミー賞主演女優賞 その意味を語る
こちらはオスカー賞で受賞が発表され、ミシェルヨー がスピーチした場面です。
キー・ホイ・クァンの受賞スピーチ
加えてこちらも是非ご覧いただきたいのですが、ミシェル・ヨー演じる主人公エヴリンの夫役ウェイモンドを演じたキー・ホイ・クァンの助演男優賞受賞時のスピーチです。
ミシェル・ヨーとは対照的に、飛び跳ねて喜びを全身で表現しているチャーミングな一面を見せた後に、ホロリと泣けるスピーチです。
キー・ホイ・クァンが見守ってくれているお母様に感謝を述べるとともに天国のお父様に向かって「I hope he is proud of me!」と叫ぶところに娘はもらい泣きをしてしまいました😭
ミシェル・ヨーについて
ミシェル・ヨーは(1962年生まれ)マレーシア出身の世界的な俳優です。
最近のミシェル・ヨーの出演作品で記憶に新しいのが、シンガポールを舞台にした主要キャストがアジア系俳優のみの2018年公開のアメリカ映画「クレイジーリッチ!」(英語タイトル名:Crazy Rich Asians)です。
ミシェル・ヨーは主人公の恋人の母親役で出演しています。
ミシェル・ヨーはマレーシア イポーの出身
世界的に活躍しているミシェル・ヨーですが、実はマレーシアのイポー出身。
お恥ずかしながら、私はマレーシアに住んでいた時に現地の人が教えてくださって初めて知りました。
イポーで知り合った水墨画の先生がいるのですが、ミシェル・ヨーはその水墨画の元生徒だったという逸話を聞き、驚いたことを今でも覚えています。
そのエピソードを懐かしげに話す様子で、ミシェル・ヨーはイポーでとても誇らしい存在ということが感じられました。
さいごに
マレーシア訛りの英語で堂々とハリウッド映画の主演を務め、アジア人初のアカデミー主演賞を受賞したミシェル・ヨーの主演映画「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」を機会があれば是非観てみてください。
存分にアジアとカオスを感じられますよ!