マレーシア留学から日本帰国、8年ぶりに英検を受けてみた

2022年10月10日

こんにちは、はりきりママです。

娘はマレーシアのインターナショナルスクールでAレベルの試験を終えて、2022年6月の初旬にマレーシアから日本に帰国しました。

役所関係などの細々した手続きに少し手間取りはしましたが、日本での生活においては思いのほかすぐに慣れたようです!

さて、今回の記事では日本帰国後に受けた英検についてのお話です。

数年前からは、英語"“学ぶのではなく、英語"“化学や数学を学ぶフェーズに入っていたため、英語そのものの勉強はしていませんでした。

そのため、どの程度、英語の資格試験に太刀打ちできるのかわからないけれど、とりあえず受けてみよう!とチャレンジしてみることになりました。

英検とは?

日本国内で最大規模の英語能力を測る検定試験である「実用英語技能検定」、通称「英検」は、文部科学省が後援する民間団体「日本英語検定協会」により運営されています。

変更点は?

我が家では約8年前に英検4級を受験してから英検を受けていなかったので、以前と変わった点が多々あり驚きました。

前回受けた試験の記憶が薄れていたから、今回の試験は新鮮なことだらけでした!

パソコンでの受験(英検S-CBT)が可能になり、試験日が選べるようになった!


まず、受験日!

現在は、従来型のテストのほかに、パソコンを用いて試験を行う英検S-CBTが受験可能になっていていたため、今回は英検S-CBTで受検することにしました。

従来型では一次試験と二次試験で2日間かかりますが、英検S-CBTの場合は1日でリーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの4技能の試験が可能!

受験級は準1級としました。
(1級は英検S-CBTで受験することができません。)

従来型は試験日が年間3回ですが、英検S-CBTは試験日も多いので従来型を待たずして早く受験することが可能になります。

         英検S-CBTでの受験
英検S-CBTとは、毎週土日(エリアによっては平日も)実施、1日で4技能を測定できる英検です。合格すると従来の英検と同じ資格が得られます。


英検(従来型)は年間3回の実施ですが、「英検S-CBT」は試験日が多く、部活動の予定やご自身の都合にあわせて受験日を選択できます。

日本英語検定協会のウェブサイトより引用

原則、土日実施ってのも助かる!

ライティングの方法

ライティングはパソコンのキーボードで入力する「タイピング型」または解答用紙に手書きで解答する「筆記型」が選択可能で、今回は「筆記型」を選択しました。

ライティングを筆記型か、タイピング型から選択可能
ライティングの解答方式をキーボードによるタイピング型と、英検(従来型)と同様の解答用紙への手書きによる筆記型から選択可能。(2021年4月実施分から)

日本英語検定協会のウェブサイトより引用
日本英語検定協会のウェブサイトより引用

CSEスコアとは

日本英語検定協会のウェブサイトには下記の説明が載っています。

           英検CSEスコア

「英検CSEスコア」は、ユニバーサルなスコア尺度CSE(Common Scale for English) を英検の各級で表記したものです。英検CSEスコアであなたの英語力を客観的に評価します。英検CSEスコアを参照することで、今の英語力や伸長度がひと目で分かります。英検級のステップアップはもちろんのこと、生涯学習にも最適な指標となっています。国際標準規格のCEFR にも対応しています。

日本英語検定協会のウェブサイトより引用

つまり、CSEスコアをもって、受験者が英検全体を通してどの位置にいるかがわかるようになります。

例えば、英検準2級に楽々と合格した場合と英検2級にギリギリ合格した場合とでは級別の区分けだけでは比較しにくいですが、英検全体のスコアであるCSEスコアが表示されるとその違いもわかりやすくなります。

日本の大学入試では、入試方式によっては、英検の級だけでなくCSEスコアを求めたり、「CSEスコア◯◯点以上」と条件がある場合もあります。

4技能総合CEFRの算出範囲」日本英語検定協会のウェブサイトより引用

CEFRとは

CEFRとは Common European Framework of Reference for Languages の頭文字をとったもので、ヨーロッパ言語共通参照枠とのことを指します。

外国語を学習している人がどの程度の外国語の運用能力があるのかを測るために用いる国際標準の指標です。

英語だけでなく他の外国語を学ぶ際も、このCEFRを意識すると自分のレベルや目標が認識しやすくなります。

過去問で予行演習

各級の試験内容と、過去1年(3回分)の過去問が公式サイトから紹介されています。

公式サイトへのリンクを見る

試験前に一通り過去問を解き、並行して単語帳で単語・熟語を確認しました。

使用した単語本は資格検定教材でおなじみの旺文社「でる順 パス単」です。

ちょっと古典的?泥臭い?方法かもしれないけれど大量のインプットには単語カードという方法もあります。

覚えた単語はリングから取り外すことができるので、常に「今、覚えたい単語」「これから覚えるべき単語」だけを一つにまとめることができます。

いざ試験会場へ

英検を受験した娘によると、試験開始と同時に会場内で受験者による動作確認のためのテストスピーキングが一斉に始まり、周りの受験者の声が聞こえてきて不思議な気分だったとのことでした。

ちょっと気になったけど、それどころじゃないので慌てて私もテストスピーキングしました!

結果は…

英検準1級合格していました!
マレーシア留学していたにもかかわらず英語が苦手な娘でしたが、無事に合格していてホッとしました。

やったー!!

このように合格証明書に英検CSEスコアとCEFRレベルが明記されています。

英検CSEスコアが2523、CEFRレベルはB2でした。

併せて個人成績表というものも同封されていて、こちらにも詳細や正答数、学習アドバイスが書かれています。

今後の課題もたくさん見えてきますね