海外では野犬に注意

2024年5月9日

ブログのお題を娘からもらうことがしばしばあります。
今回も「これからマレーシア生活する人のために野犬に注意することを伝えたほうがいいよね!」と提案されてこの記事を書いています。

専門家ではないので深くは書けないのですが、新たにマレーシア生活をする人、海外旅行をする人は心に留めていただけると幸いです。

狂犬病とは

狂犬病ウイルスにかかった哺乳類(イヌやネコなど)から咬まれたり、引っ掻かれたりなどした際に、傷口から狂犬病ウイルスが侵入して引き起こされる感染症。

発症した場合の致死率は非常に高いが、有効な治療法はありません。

さくら

狂犬病に感染した哺乳類の動物からヒトに感染します

狂犬病、世界的には・・・?

こちらは厚生労働省作成の世界における狂犬病の発生状況です。(2016年作成)

オレンジ色の国が狂犬病発生地域、青色が狂犬病清浄地域狂犬病が発生していない、またはワクチン接種によって撲滅された地域)です。

日本は狂犬病の清浄国

今日の日本では、犬の登録や予防注射などが徹底されているため狂犬病の発症はありません。

ですが、そのような狂犬病が発生していない狂犬病清浄国は世界でも限られています。

狂犬病清浄国だからこそ、飼い犬に狂犬病ワクチンを接種させていても、狂犬病の怖さにピンとこない人も多いのではないでしょうか?犬を飼った経験がない人は余計に馴染みがないかも知れません。(特にお子さんなど)

狂犬病はマレーシアでも発生しています

統計的にはマレーシアでも度々狂犬病が発生しています。

マレーシアの保健省もこのような発信や啓蒙をしています⬇️⬇️
マレー語で書かれていますが、簡単な日本語訳を載せておきますね。

マレーシア保健省のX(旧Twitter)オフィシャルアカウント:リンク

狂犬病は人間と動物にとって致命的です。(発症するとほぼ100%死亡します)

・狂犬病の主な原因は狂犬病に感染した犬や猫に咬まれることです。

・自分自身とペットを狂犬病の脅威から遠ざけてください。

【あなた自身とあなたの動物を狂犬病感染から防ぐには】
・動物をコントロールする方法と咬まれないようにする方法を知る。

・咬まれた場合は、流水と石鹸で傷口を洗います。

・すぐに医師の診察を受けてください。

・ペットには定期的に狂犬病ワクチンを接種をさせてください。
(狂犬病ワクチンを接種することが予防の最善の方法です。)

【狂犬病とは?】
狂犬病は、リッサウイルス感染によって引き起こされる神経系の病気です。

【動物の咬傷】
このウイルスは、狂犬病ウイルスに感染した動物に噛まれることによって感染します。
患者は動物に噛まれてから20~60日後に症状が現れます。

【噛まれたらどうしたらいいの?】
・すぐに近くの医療施設で傷の治療を受けてください。

・直ちに体の噛まれた部分を石鹸と流水で少なくとも 15 分間洗い、(犬や猫の)唾液を取り除きます。

・医師の指示に従い、必要に応じて狂犬病ワクチンの接種を受けてください。

【予防策】
・(ペットが飼っている場合は)あなたの犬が狂犬病の予防接種を受けているかどうかを確認してください。

・野生動物に餌を与えることはお勧めできません。

・ゴミ箱が完全に閉まっていることを確認してください。
開いたゴミ箱は野生動物を引き寄せる可能性があります。

・咬まれるリスクを減らすために野生動物には近づかないでください。

【狂犬病の兆候と症状】
患者は動物に咬まれてから 20 ~ 60 日後に症状を示します。
発症した場合、咬傷部位の痛みと腫れ体の筋肉疲労頭痛の症状が現れます。

【噛まれたらどうすればいいですか?】
・すぐに体の噛まれた部分を石鹸と水で洗い、唾液の痕跡を取り除きます。

すぐに近くの病院やクリニックで傷の治療を受けてください。

・狂犬病ワクチンの注射が必要な場合は、医師の指示に従ってください。

【狂犬病ウイルスが中枢神経系に攻撃したときに狂犬病を発症します】
狂犬病を発症すると以下のような兆候がおこる
・不安と落ち着きのなさ
・突然の態度の変化
・混乱
・水への恐怖
・嚥下困難
・不眠
・麻痺が起こる

【狂犬病感染を予防するには?】
・あなたの愛犬が狂犬病ワクチンの予防接種を受けていることを確認してください。

・野生動物に餌を与えることはお勧めできません。

・ゴミ箱を開いたままにしておくと野生動物を寄せつけてしまうので、ゴミ箱が完全に閉まっていることを確認してください。

・咬まれるリスクを減らすために野生動物に近づかないでください。

野良犬、野良猫への対応

もし、野良犬や野良猫に咬まれてしまったら、すぐに流水で洗い流すことが先決!

傷を洗い流した後は、その動物が狂犬病にかかっているかどうかはわかりませんので、まず最寄りのクリニックにかかることが必要です。

最寄りのクリニックは事前にいくつかピックアップして場所や連絡先などがすぐにわかるようにしておくといいですね。