学年のダウングレードと飛び級

2023年12月22日

マレーシアのインターナショナルスクールで学年を落とす「ダウングレード」と学年を上げる「飛び級」(ジャンプ)について書いてみようと思います。

2学年のダウングレード

当時、小学校を卒業した次年度(日本では中1)にマレーシアのインターナショナルスクールに入学した娘。
英語もほとんどままならない状態でしたので2年学年を下げて入学するという「ダウングレード」を提案され、右も左も分からないなか了承し学校生活をスタートさせました。

その途中で、学年を1年飛び級することを行いましたので、ダウングレードも飛び級もしたことになります。

2年学年を下げて入学して、1年飛び級をしたので別に全然すごくはありませんが思い出話にお付き合いただけたら嬉しいです。

飛び級のルールを聞いてみる

インターナショナルスクールでは、先生と保護者の面談会が定例で行われていたので、その際にやんわりと学年主任の先生に飛び級のルールについて聞いてみました。

先生によって言説が異なると後々面倒なので、学年主任の先生に確認をとるようにしました。

それによると、我が家が通っていたインターナショナルスクールでは、飛び級ルールは以下の基準がありました。

・期末テストで英語、数学、理科を含めた5教科において平均85%以上の成績をとること
・学年主任の推薦を受けること
・英語、数学、理科の科目の飛び級テストを受けてクリアすること

その後の生活

うーん、これは飛び級するなら年々学習内容が難しくなる前にチャレンジした方がいいかも、となんとなく感じました。

算数はそれほど難易度は高くなかったので、授業をきちんと聞いていれば大丈夫そう。

英語はまだまだだったけれど、少しずつお友達ができたり、学校生活に慣れてきたところだったので英語力アップのためにチューターをつけて引き続き英語の科目をサポートしてもらうことにしました。
家庭学習では文法を地道に勉強しました。

理科については、英語そのものよりも理科の学習内容について理解がしやすいようにするため、教科書のわからない単語の意味調べ、本文読み、サマリー・概要の把握を家庭学習でも行いました。
学校では当たり前ですが、英語で授業を聞き、英語で実験や小テストを行います。

飛び級ルールをクリア。1年飛び級テストを受ける

上記のような生活を続け、なんとかようやく飛び級できる基準に達することができました。
(英語は第一言語ではなく、第二言語のクラスだったので、第二言語の授業を受けての成績でしたが我が家としてはそれはそれで良し!でした。)

早速、学校に対して飛び級をする基準に達したので飛び級テストを受けさせてほしい旨の申し入れをしました。

その後、許可がおり飛び級テストの日程が送られてきたので、飛び級テストの内容はわからないものの知人に1年上の学年の教科書を貸してもらい学習内容を読み込みました。

なんだかよく分からないまま、手探りで我が家なりに準備して飛び級テストに臨み、ホリデー中だったので日本に一時帰国しました。

後日、無事飛び級できる旨のEメールが届き家族で喜んだのを今でも覚えています。

一緒に飛び級テストを受けた生徒は他に2人いて、娘を含めて3人共に飛び級することができました。

学校それぞれのルールがあるかも

ダウングレードやジャンプ(飛び級)についてはインターナショナルスクールそれぞれのルールがありますし、また学年ごとに異なったり、ルールが改定されることもあるかもしれませんので都度確認が必要ですね。

娘が通っていたインターナショナルスクールでは当時Year6とYear9でチェックポイントテストが行われていたので、該当学年をスキップすることは不可とのことでした。

新しい学年での生活

日本で育った親の私としては、学年が変わるということについて、いまいち想像ができないなかでの飛び級でした。

もちろん前の学年で良くしてくれるお友達もいたし、楽しく授業を受けていたので学校生活に不満はありませんでした。
そのため、学年が変わりどうしても新しい学年に馴染めないようであれば申し訳ないけれど前の学年に戻してもらうことも検討しようという考えが頭の片隅にありました。

幸い、新しい学年も次第に慣れて楽しい学校生活をスタートすることができたためこのような不安は杞憂に終わりました。

おまけ

娘の学年には娘よりも年上の生徒もいましたし、反対に娘よりひとつもふたつも下の生徒もいました。

家庭の中の話し合いの中での理想プランがあり、それを子供も認識した上で地道に頑張っていくのはいいのですが、周りと比べると苦しくなってしまうのでなるべく比べないようにしていました。

インターナショナルスクールの中は小さな世界なので、その中で驕る必要もないし、卑屈になる必要もありません。

実際、我が家はこれ以上飛び級することはなく、2年落として1年飛び級して卒業しました。

Year9以降は思いのほか楽しくのびのびと過ごしていたように思います。
↓過去記事↓

少しでもどなたかの参考になったら嬉しいです。

さくら

一緒に飛び級した子とはその後も長い付き合いになったよ!