【親子留学エピソード】学校での写真撮影

こんにちは。

マレーシアで生活して、マレーシアのインターナショナルスクールに通っていた時にあったエピソードなどを記録として書いてみようと思います。

学校のカメラマンが娘を差別?

ある日、浮かない表情をした娘が

「ママ、私が学校の写真に写っちゃダメとか(学校に)言った?」

と聞いてきたのです。

私は何を言っているのかわからず「え?何?どういうこと?」と聞くと、

「今日、学校の宣伝用の新しい写真を撮ったんだけど、途中から写真撮る人から(この生徒)は親からあまり写さないでって言われたみたいなことを言っていて・・・ママが言ってないなら本当は学校が(私を)嫌なのかも・・・」
と言い出し、私が詳細を問い詰めても少し説明しにくそうにしていました。

少し整理すると、学校で施設や寮などを背景に娘の学年の生徒を撮影する機会があり、その際、娘を含めた同級生たちが集まって談笑しているような風景をカメラマンが撮影していたそうです。
ですが、カメラマンは先の「(娘は)あまり撮らないように言われているから」と言ったり、わざと娘だけサッと被写体から外したり、娘に被写体のフレームから外れるよう促すような場面があったそうなのです。

学校にメッセージを送ることに

詳細が不明瞭なままなので、学校に問い合わせることにしました。

要領を得ない状態でこちら側がどのような温度感で問い合わせていいのかがわからず友人に相談したのですが、大変有難いことに学校へのメッセージ作成を手伝ってくれることになりました。

怒りに任せて感情のまま文章を書くのではなく、お互いが歩み寄れる距離感をもって、言いたいことは明確に伝えて、なるべく角が立たないように書いた方がいいですよね。

この場合では起きたこと→理由→背景と整理して書くとわかりやすいかも。

学校へのメッセージ

実際に学校に送ったメッセージが以下です。
翻訳ソフトを使ったり、友人に手伝ってもらったりしてなんとかやっと作った文章なのでおかしなところがあっても目を瞑っていただけると嬉しいです。

Dear 〇〇(学校先の人の名前とか)

I am afraid but we might misunderstanding something.
Today’s incident regarding to photo shooting at dormitory.

My daughter would love to take some pictures with friends as of school memories. But based on my understanding cameraman said to her " please take a distance. Because we are not allowed to take pictures of you from your mom. He had explain to her.
But in fact I never ever said like that before. I don’t know why it was happened today. And it is really sad moment. Because she was not able to take pictures with some friends.
And I never ever said to "do not take pictures of my daughter" to school and cameraman. So I am afraid it seems something misunderstanding between with us.

Kindly investigate about today’s incident and explain to me.

I’m really feeling sad as of my daughter.
Because she really love to take some pictures with friends. But unfortunately she was not able to take pictures.
Because of we might have some misunderstanding. So if you could have additional opportunity to take pictures with my daughter and kids. It would be really great.
Kindly consider about it.

Thank you.

学校からの回答

な、なんと!オチを明かしますと、学校に娘と同じ名前の生徒が在籍していたのでした!(ただし学年は異なります。)

おそらく、その生徒さんの親御さんは、知らぬ間に写真を撮影されてウェブサイトやパンフレットにお子さんが掲載されるのを敬遠されていたようです。

実際のメッセージ

Hello. I just return to work as I was of duty this weekend and I saw your email regarding the photoshoot. I think I know why there was a misunderstanding. There is another student in the boarding house named (娘の名前), and her parents had written to the school to say that their daughter was not allowed to be photographed by the school. I think the photographer made a mistake and thought that (娘の名前) was this other girl, because their first name is the same. I am so sorry for the confusion. It is the mistake of the photographer. I hope you will forgive this error.

さいごに

娘が心の内に留めないで私に話してくれて助かったし、なるべく角が立たないような英文メール作成を友人に手伝ってもらえたのも幸いでした。

そして、学校側との誤解が無事解けて安堵したのを今でも覚えています。
すぐさま娘に伝えると、娘もとても嬉しそうにしていました。

我が家はあまり深く考えず、親が見ることのできない様子などの写真を撮ってくれるなら嬉しいくらいに考えていましたが、考え方はご家庭それぞれですし知らぬ間にウェブサイトやパンフレット等で子供の写真が掲載されるのを敬遠される方もいらっしゃるのも頷けます。

また、そういうご家庭の意見もきちんと聞き入れてくれている学校の姿勢も素敵だと思いました。
(最近では、行事ごとの写真をSNSに掲載はしているが、生徒によって顔を隠す加工をしている別のインターナショナルスクールも見かけます。)